過去ログ - 西住みほ「優花里さんに首輪をつけてもらったら大変なことになりました」
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9:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 21:13:34.64 ID:uVTtUoYmo
再販の情報が飛び込んできたのは、あれから二週間後のことでした。
情報を持ってきてくれたのは意外にも丸山さんでした。

丸山さんによれば次の土曜日にボコミュージアムにて再販されるようです。
こうしてはいられません。

私は丸山さんからの情報を聞くや否や、急いでメンバーを集めます。
メンバーとは勿論、ボコミュージアムへと進軍するメンバーのことです。

選出されたのは、戦車道受講者全員です!

念願の全員でボコミュージアムが実現しました。
そして皆は時間を割いて私のお願いに付き合ってくれるというのですから、なんとか成功させなければいけません。
楽しい一日になるように。戦車道の試合で勝ち抜いた思い出にも匹敵するほどのものにしたい。

どうすればいいのか思案していると、河嶋さんからはタイムスケジュールを作り、遠足のしおりのようなものを作成したほうがいいとのアドバイスをもらいました。
なんとか一日かけてしおりを作成したので会長に見てもらうと、

「スケジュールで縛るより自由にしたほうが面白いんじゃない?」

会長はきっぱりと言い放ち、干し芋を頬張りました。
確かにねぇ、と小山さんも賛同しているようで、その隣では河嶋さんが複雑な顔をしているのが見えました。

悩みましたが、私は断腸の思いでスケジュール表を破棄しました。
ごめんなさい、河嶋さん。

「気にするな。会長の言うことのほうが正しい」

そう言い残した河嶋さんの目は潤んでいました。


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