210: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/24(火) 01:26:12.62 ID:AHbnpA6mo
 ほむら「……私がこれから言おうとしてることは…多分、まどかを困らせてしまうものだと思う」 
  
 ほむら「だとしても、私はまどかに伝えたいの。私の本当のことを……」 
  
 私はそこで1度言葉を区切る。この気持ちは一気に吐き出すには大きすぎるから 
  
 ちら、とまどかを見るとそわそわと落ち着きがなく、服の裾をぎゅっと握りしめたまま、私を見ていた 
  
 とうとうここまで来たんだ。あとはもう、まどかへの思いの丈をぶつけるだけ 
  
 気の利いた言葉なんて何も浮かばず、頭は真っ白。胸の奥がドグンと激しく脈打ち、火が点いたように熱くなる 
  
 ほむら「私…私、まどかのことが……」 
  
 ずっと、ずっとまどかに伝えたかった私の好意。告白を前にして全身が総毛立ち、血が泡立つ 
  
 ここが世界の、時間軸の分かれ目。私は覚悟を決め、目を閉じて拳を思いきり握りしめる 
  
 頭上の木の枝が数度ざわついたあと、一世一代の大勝負と言わんばかりに私の全てをぶちまけた 
  
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