246: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/25(水) 01:13:38.12 ID:2Rp7Up5uo
幸せな寝顔を見つめていたせいか、睡魔が私にも伝染してしまったようで
眠気でうとうとしてきた私は、どうせ誰も見ていないのだから構わないだろうと大きな欠伸をひとつ
涙を拭ってから、携帯に手を伸ばして目覚まし代わりのアラームを最大音量でセットした
ほむら「……ふふっ。まさかこんなところで寝ることになるなんて、思いもしなかったわ」
ほむら「でも、絶対に忘れられない思い出になったわ。ありがとう」
別荘のテントならともかく、光り輝く星空の下で愛しい人と一緒に眠るなんて滅多にできることじゃない
私はとても素敵で、贅沢な思い出をくれたまどかに礼を言うと、眠たい目でオリオンの浮かぶ真夏の夜空を仰ぎ見て
ものの数秒だけ三つ星を目に映し、それから寝ているまどかをしっかりと繋ぎとめるように抱きしめる
ほむら「……おやすみなさい。まどか」
まどかの耳元で小さく呟くと、鉛のように重くなっていた瞼を閉じて意識を手放す
夏の夜空に揺蕩う星の大海に浮かぶオリオンが、私たちを見守るように優しく煌めいていた
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