過去ログ - ほむら「真夏のオリオン」
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252: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/25(水) 01:19:57.97 ID:2Rp7Up5uo
別荘に戻った私たちは起きてきたマミとばったり出くわすも、朝の散歩に出ていただけと誤魔化す

朝食を食べ終わると、さやかたちの呼び止める声を後目に手を繋いで遊びに出かける

友達から恋人になったまどかと一緒なら、どこに行っても、何をしても楽しくて、嬉しくて

時間が過ぎるのも忘れ、ふと気が付けばもう帰りの時間がそこまで迫っていた

帰り支度をしながら、さやかとマミの質問攻めを適当にあしらいつつ辺りを見回す

じりじりと照りつける太陽と、蝉の鳴き声が昨日と変わらずそこにあって

まどかに呼ばれた私は自分の荷物を手に、後ろ髪を引かれる思いを振り払い車に乗り込む

走り出した車の窓から見える別荘はどんどん遠ざかっていき、やがて木々の中に姿を消した

私は深く息を吐いて車のシートに体を沈め、名残惜しそうに小さく笑うまどかをそっと抱き寄せると

他の誰かに気づかれないように口づけをして、キャンプでの出来事を思い浮かべながら寄り添って目を閉じる

こうして私の、私とまどかの楽しくて、切なくて、甘くて、幸せな2日間のキャンプ旅行は幕を閉じた



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