29: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/18(水) 01:04:07.94 ID:oAox/8gyo
まどか『ほむらちゃん……?』
ほむら「な、何でもないの。とにかく、私は何の予定もないし参加させてもらうわ」
まどか『えへへ、よかったぁ』
私がまどかの誘いを受諾すると、緊張感から解放された柔らかい声が頭を揺さぶる
どこか近くに出かけるのならともかく、行き先がキャンプではもしかすると断られてしまうかもと思っていたのだろう
勿論、私にそのつもりはない。海水浴だろうが、登山だろうがまどかに誘われたのならどこにでも行くつもりでいる
それが、今回はたまたま想定外のキャンプになっただけのこと。私が断る理由はどこにもなかった
それにもし一緒に出かけたことで、私のことを意識してくれたら、なんてありもしないようなことを思い描いてしまって
気が付けば、電話口の向こうから私の名前を呼ぶ好きな人の声が聞こえていた
慌てて返事をすると、必要なものを伝えるのを忘れていたとまどかは照れたような声色で話す
キャンプに持っていくものをノートの隅に赤ペンで書き込んでから、これが提出するノートだということを思い出した
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