過去ログ - 鈴谷「うわ不思議の国こわい、キモい」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2017/01/19(木) 11:13:14.97 ID:YwO4CZC10
改めて、周りを見回し現状を把握する
俺と山風は現在、石造りの檻に閉じ込められている。小さな明かり窓からは月が見える。今は夜か
手足に拘束は無い。檻の中は自由に動き回れそうだ。体痛いけど
と、ここで何かが足りないことに気づく
( T)「鈴谷は?」
山風「鈴谷……さん?」
( T)「いただろ?なんか虫みたいなのが」
山風「あ……いた、けど……飛んで逃げた……」
( T)「薄情かよ」
山風「賢い判断だと思うけど……」
( T)「なんか身を挺して守ってくれたとかいう感動エピソードとかないのか?」
山風「ないのかって……だって遠目から見ても『あっ、あの人アホだ』って思ったし……アホに構ってたら命が幾つあっても足りないし……」
( T)「そうかいありがとうよ今後の参考にするわ」
地味に突き刺さる言葉を頂戴し、立ち上がって鉄格子に近づく
檻の中と同じく薄暗い廊下には、見張りも誰も立っていない。他にも檻が幾つか並んでいたが、収監者は俺達だけのようだ
山風「提督は、まとも……なの?」
( T)「どう思う?」
山風「半信半疑……」
( T)「だろうな。何せ、恰好が格好だ。お前らよくスカートなんか穿いてられんな。ケツが寒くてたまんねえよ」
山風「それは今、スカートが捲りあがってるから……見苦しい……汚いもの見せないで……」
( T)「天性の肉体に向かってなーんて言い草だよお前……」
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