過去ログ - 鈴谷「うわ不思議の国こわい、キモい」
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57:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/19(木) 12:20:43.61 ID:YwO4CZC10



/プツンッ\


( T)「えっ」

山風「えっ……?」


心臓を止めてしまうかのような音が、ゴール地点から聞こえた
それからすぐさま、縄の『根本』が顔を見せる


( T)「えっ」

山風「いっ……」


掴んでいた縄から手ごたえが消え、支えを失った俺達は重力に従い落ちていく


山風「いやあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」


目に見える風景が、嫌にスローに見える。相反して、思考は回転を速くする。これが俗に言う走馬燈って奴か

何故だ、制限時間か?それとも、さっきの光線で?
いや、全部関係ないのだろう。余りにも呆気なさすぎる。恐らく、『落ちるべくして落ちる』のだろう
例え俺がマッチョであろうが、翼が生えていようが関係なく、『物語に従い、落ちる』

山風はこう言っていたな。「もし、この物語がバッドエンドだったら」

その締めくくりは、『アリスも魔女も、真っ逆さまに落ちて死んでしまいました』だろう
ここまで散々ふざけ倒しておいてこんなエンディングとは、後味が悪すぎる


( T)「ッ……」


だが、『まだ』だ。まだ終わっちゃあいない
俺達が地面に衝突してジャムになるまでの僅かな時間。この一瞬の間にも、物語は終わりに向かって『続いている』
山風はこう言った。「もし、この物語がバッドエンドだったら」

俺はこう返した。「だったら書き換えるまでだ」と

そしてこう続けた。「筋肉に不可能は無い」と!!


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