43:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 01:04:10.34 ID:b4qt7MSMo
京子「…………」がらっ
綾乃「っ……」びくっ
京子「……綾乃……」
綾乃「……ぁ……」
授業を抜けてきたのだろうか……私と同じ体操着姿の歳納京子が、静かに入ってきた。
そして部屋の隅っこで屈んでいる私と同じ目線までしゃがみこんで、そっと手をとった。
京子「よかった……やっぱりここにいたんだ」
綾乃「……うぅ……っ」
京子「綾乃……大丈夫だよ。大丈夫……」
綾乃「やだ……やだぁ……!」
京子「事故なんだから仕方ないよ。運が悪かっただけ……綾乃は悪くない。誰も怒ってないから」
綾乃「………ぃ…」
京子「ん……?」
綾乃「……じ、こじゃ……なぃ……もの……」
京子「…………」
綾乃「ゎたし、が……よそ見、してたから……っ」ぐすっ
京子「……そっか」
綾乃「としのっ、きょぅこ……の、げんこう……台無しで……ゎたし、もぅ……ッ!!」はぁはぁ
京子「綾乃……っ! 大丈夫だから……」さすさす
歳納京子は、息を荒げて泣く私を抱きしめて……背中をさすってくれた。
今朝夢の中で話したばかりなのに。歳納京子と抱き合えたらって。朝だって毛布を抱きしめてまで、強く強く想ってたのに。
こんな形で抱き合いたくなんてなかったわよ。
神様のいじわる。
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