51:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 01:11:29.91 ID:b4qt7MSMo
綾乃「……ねえ、歳納京子」
京子「ん?」
綾乃「あのね……ずっと考えてたことがあるの」
京子「おいしいプリンの作り方?」
綾乃「違うわよっ、その……あなたへのお礼のこと」
京子「あー、昨日も言ってたね」
体操着を貸してもらった時から、どうしようかずっと悩んでいた。
悩んでいる間にまた私はヘマをやらかして、そしてまた助けてもらって……ここまでされたら、単純なプレゼントひとつとかいうお礼では済まされない。何より、私が納得しない。
綾乃「どうすればいいか千歳にも相談してね……『自分が納得するまで、せいいっぱいお返ししてあげればいい』って言われて。でもこんなに色々してもらったら、どんなお礼をすればいいのかもよくわからなくなっちゃって……」
京子「…………」
綾乃「……もう、この際聞いちゃうわ。歳納京子、何かほしいものとか……してもらいたいこととかない?」
京子「うーん……そうだなー」
きっと今、この子は私のきもちになって考えてくれている。
自分を満たすためのことなんてひとつも考えてなくて、どうすれば私が納得するかを、私の立場になって考えてくれてる。
歳納京子は、そういう子。
京子「……遊びに行きたい、かな?」
綾乃「えっ?」
京子「うん。一緒にどこか遊びに行こうよ! デートしよっ♪」
え。
75Res/105.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。