過去ログ - 【ゆるゆり】綾乃「観覧車」
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54:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 01:13:18.25 ID:b4qt7MSMo
綾乃「……歳納、京子?」ゆさゆさ

京子「へぁっ……あ……あぁ、ごめん……」

綾乃「いいのよ。疲れてるのよね……寝るならちゃんとベッドにどうぞ?」

京子「いやぁ、でも……」

綾乃「今はたっぷり寝て、明日起きてからやればいいじゃない。どうせお休みなんだから」

京子「……うー、ありがと……」


目を閉じたまま笑う歳納京子の可愛い顔が、今日どこかで見た景色と重なった気がした。

それは……私が今朝ベッドの上で思い浮かべていた顔だった。


綾乃(う……///)

京子「うぁぁ……こんなに眠いの久しぶり〜……」ぼふっ

綾乃「ゆ、ゆっくり休みなさいっ」

京子「そうします…………zzz……」ぐぅ


歳納京子に毛布をかけ、部屋の明かりを落とす。代わりにデスクライトをつけて、私は再び原稿に向き合った。


綾乃(歳納京子が休んでるうちに……私ができるところくらいは)


ちょうど、私が今日スープをぶちまけちゃったページの新しい書き直しまで、歳納京子が終わらせてくれていた。


綾乃(これくらいは……全部仕上げるわよっ)くっ


綾乃(この子が起きてきたときに思わずびっくりしちゃうくらい、進めてみせるんだから……!)


後ろからかすかに届く歳納京子の小さな寝息を聞きながら……時間が経つのも忘れて、私は作業にふけった。


一枚、二枚と原稿用紙が仕上がっていって……ようやくノルマを終えたときはさすがに限界で、私は小さな達成感を抱きながら、力尽きるようにその場に倒れ込んで眠った。



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