過去ログ - 【ゆるゆり】綾乃「観覧車」
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63:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 01:20:34.91 ID:b4qt7MSMo



原稿を完成させ、お母さんの作ってくれたお昼ご飯をぱぱっと食べて、手軽な準備だけ済ませて私たちは駅へと向かった。


電車とバスを乗り継いで……目指す先は、大きな観覧車のある遊園地。


綾乃「んん、ちょっと出るのが遅かったかしらね……ここ17時で閉まっちゃうみたいよ?」

京子「じゃあ、17時までめいっぱい遊ぼうよ! そしたら明日はまた別のところにデート行けばいいじゃん」

綾乃「え……///」


綾乃(あ、明日も……一緒にいてくれるの……っ?)


当たり前のように、歳納京子はそう言ってくれた。



やがて到着したのは……子供の頃に一回来たきりの、海の近くの遊園地。

土曜日ということで、家族連れの子供と大人でにぎわっていた。


残された少ない時間で、歳納京子に振り回されるように遊んで……

閉園寸前の一番最後に、大きな大きな観覧車に乗ることにした。



綾乃「…………」

京子「はぇ〜……おっきいなー」


綾乃(これが……)



夢にまで見た、観覧車。


それは夢の中よりずっとずっと確かで……悠然とそびえ立っていた。


京子「綾乃、観覧車好きなの?」

綾乃「……そうね。好きかな」


私は観覧車の何が好きなんだろう?


雰囲気?

静けさ?

高い所まで上がれるところ?


わかんない。


わからないけど……理由ははっきり言えないけど……でも、なんとなく好きなのよ。


好きなものは好き。それだけでいいじゃない?


京子「おっ、順番来たよ!」


私たちの前に……赤いゴンドラがやってきた。



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