過去ログ - 北条加蓮「カフェに1人で来た日の話」
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11:名無しNIPPER[saga]
2017/01/20(金) 18:55:05.93 ID:8rfcpivt0
"いつもの場所?"

うん、と打とうとして、癪なので、さあ? と打ち直す。
苦笑いのスタンプが返ってきた。それから、ほとんど直後に。

"ちょっと待っててくださいね"

そして、今から着ますとばかりに取り出されているセーターの画像。

うあー。

思わず机に突っ伏せた。今の顔は誰にも見られたくない。朧げにでも鏡像が生まれる場所にすら視線を移したくない。
笑いたくなるほどに。
っていうか、今実際に笑っている。
もうどこまでも自分が間抜けで、どうしようもないくらいに馬鹿馬鹿しい。
それ以上に。
両手両足を投げ出して叫びたくなるほど嬉しかった。言葉もいらなかったこと。今日また会えること。笑顔を見られること。それに、きっと喜んでくれること。ぜんぶが嬉しくて、身体を突き破るほど心臓が熱くなって、堪えきれなくなって足をばたばたと振り回した。膝がテーブルにぶつかって痛かった。目にちょっぴり涙が浮かんだ。



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