過去ログ - 紗枝「シリウスに手を伸ばす」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 18:58:33.36 ID:n5zbXUjr0

 その後は、忙しい日々がずっと続いた。
 周子はんの仕事はもっと多くなったけど、うちも今までにないほどの量を周子はんと一緒にこなしていった。

 そこでは、9代目しんでれらがーる塩見周子とそのおまけ。
 人気に差がありすぎて、対等なアイドルとして見られていないことが嫌でもわかる。

 実力だって、徐々に縮まっていたはずだ。
 要領のいい周子はんが積み上げた1年分の経験を、凡人のうちが追いかけられていた。
 途中までは。

 人気が実力を増大させる。
 場を支配する力は名声と深く連動している。

 実力を正当に評価して貰える場なんて、批評家の前だけ。
 大多数の目には確かな違いなんてわからないもの。
 それを超えるとしたら、頂点に近い実力を持つ者のみ。

 あいどるとしてはそのどちらも持っていないうちでは、この壁は突破できなかった。

 ――誰も、うちのことなんて見いひん。

 努力は続ける。
 ただし、それが報われるとは――


……………
………




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