過去ログ - 紗枝「シリウスに手を伸ばす」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/20(金) 18:59:04.36 ID:n5zbXUjr0

 最近、紗枝ちゃんがおかしい。
 なにがって、優しくなったような気がする。
 ここのところ激しく罵られた記憶がない、と思う。

 一応言っておくと、あたしは別に特殊な趣味を持ってるわけじゃない。
 どんな心境の変化があったかは……いいとして、それがどこに向かったんだろう?

 どっちにしろ、あんまりよくないことってことは間違いない。

 だからこうして寮の1階でソファーに座って待ってるわけだけど……

「あ、おかえりー」

「ただいま。こないなとこで座ってはるなんて珍しいなぁ。どうしはったん?」

 台本を閉じてテーブルの上に放り出す。

 よし、予定通り捕まえた。
 これでそれまでは決してだらだらと過ごしていたわけじゃなくなった、はず。

「ちょっと紗枝はんとお話ししたくなってね。最近忙しかったでしょ?」

「周子はんのおかげどすなぁ」

「あはは、ここまでだとは思ってなかったけどね」

「でも、周子はんとは昨日もお話したんと違いますか?」

「周りに人が居るとこでね。それじゃ色々と言えないじゃん?」

「確かにそうどすなぁ。周子はんが怠けてはることなんて言えへんし」

「力を抜いてるだけだし。誤解されるような言い方はやめてほしいなー」

「あら、堪忍しとくれやす」



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