12:名無しNIPPER[saga]
2017/01/20(金) 21:16:57.12 ID:jvzcG60Ao
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夕暮れの山道。
山頂へと向かうバスの中で、アミとマミは隣同士の席に座り、
祖父からの手紙を嬉しそうに何度も読み返していた。
アミ「んっふっふ〜。誕生日にわざわざ招待状とは、爺ちゃんも粋なことするね!」
マミ「マミ、プレゼントは超絶にレベル上げた人のフレンドコードがいいなぁ」
早くに両親を亡くしたアミとマミにとって、祖父は育ての親であった。
なぜか最近は世捨て人のように山奥の研究所にこもっており
会うのは本当に久しぶりで、だから照れくさくて手紙など寄越したのだろうと二人は思っていた。
『アミ、マミ、ワシの愛しき孫たちよ。
十三才を迎えた今日のよき日に、ワシは希望を託そう。研究所まで来るが良い』
アミ「RPGのプロローグみたいだね〜」
“希望を託す”などという大仰な言葉に、アミたちの期待は膨らんでいく。
一体どんな誕生日プレゼントをもらえるのだろう。
まだ幼さの残る笑みを浮かべた二人を乗せたバスは、山道をどんどん進んでいった。
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