126:名無しNIPPER[saga]
2017/01/23(月) 22:22:49.74 ID:ksRT/02SO
ぐっと拳を握って力強く二人は言う。
そんなアミたちの様子を蒼い鳥は少しの間じっと見つめ、くちばしを開いた。
『そうか。わかっておればよい。……成長したな、お前たち』
マミ「へっ?」
アミ「ごめん爺ちゃん、最後のよく聞こえなかったんだけど……?」
『いいや、なんでもない。油断大敵、ワシの言いたかったのはそれだけだ。
では合宿の残り、しっかり楽しんでこい。ハメを外しすぎぬようにな』
そう言い残し、蒼い鳥の姿はフッと消えた。
どこか疑問を残すような祖父の様子ではあったが、
合宿という単語を聞いてその疑問も吹き飛んだ。
悠長にしていては登山中の皆に、自分たちが居ないことに気付かれてしまう。
アミとマミはシャワーを諦め、
キサラギにほどほどの距離まで運んでもらい、大急ぎで登山ルートへと戻った。
そしてヤヨイと再会するころには既に汗だくで、
どの道シャワーなど浴びても無意味だったと、二人は顔を見合わせて苦笑いするのであった。
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