過去ログ - 無尽合体キサラギ
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157:名無しNIPPER[saga]
2017/01/25(水) 22:19:15.85 ID:RFehJzWso



地球防衛軍緊急即応隊、特設格納庫。
広さは十二分にあるが、
それはあるべき設備の供給がまるで間に合っていないからでしかない。
そこに収納されたキサラギの巨体は、
巨体であるにもかかわらず、どこかポツンと寂しげだった。

月の涙の落着と時を同じくして組織された地球防衛軍ではあったが、
以降しばらくは沈黙を続けた宇宙からの脅威に対して、
いつしか組織は形骸化、国際的な注目さえ失うまでに至った。

もとより月の涙は天文学的な自然現象でしかなく、
脅威などではないといった論客たちの主張のおかげで、
誕生から十分な予算を与えられなかった防衛軍である。
世論の後押しがなくなってしまえば、
必然的に囁かれ始めるのは無責任な不要論であった。
しかし解体とはいかないまでも
大幅な組織縮小案が議会を通過しようとしていたそんな矢先に、
怪ロボットは出現したのである。


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