288:名無しNIPPER[saga]
2017/02/01(水) 20:04:38.31 ID:QH3+K0Bio
アミ「良かった、まだ建物はほとんど壊されてないみたい!」
目立った破壊活動をしていないと初めに受けていたが、
確かに怪ロボットは、建物の合間を縫うようにしてただ歩いているだけだった。
これなら物的被害すらほとんど抑えられるのではないか、
とアミたちは思ったが……直後にそれがあまりに楽観的な考えであったことを知る。
それまで歩みを進めるだけだった怪ロボットは不意に立ち止まり、
まるでアミとマミに見せつけるように、
すぐ横にある低めの建物を踏みつけ、粉砕した。
アミマミ「キサラギ!」
ほとんど反射に近い速度で、二人は同時に叫ぶ。
その短い言葉をキサラギはコマンドとして受け付け、関節を軋ませて猛然と走り出した。
無人の建物の合間を縫って真っ直ぐに突き進んでくるキサラギに気付いたか、
怪ロボットは次の破壊対象と定めていたビルへ振り上げた腕を、
目の前に肉薄したキサラギに向けて振り抜いた。
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