316:名無しNIPPER[saga]
2017/02/04(土) 01:51:42.10 ID:4ghH70Iao
だが、アミたちは冷静だった。
アミマミ「キサラギ!」
『くっ……!』
同時に揃った声に応えるように、キサラギは両腕を掲げた。
そして刃となっていない方の腕で自身に絡みつくアズサイズの腕を掴んだかと思えば、
その腕が展開し、また刃と合体した方の腕も同様にバラバラと分解していく。
その様子を、イオリはコクピットから見ていた。
キサラギは腕だけでなく、全身が展開し始め……
そして、アズサイズの機体までもが分解され始めた。
そう――無尽合体である。
敵の機体を取り込み自身の一部とする無尽合体は
既に起動した自爆装置をも無効化することに、アミたちは直感的に気付いていたのだ。
ヤヨイに裏切られ、ベロチョロもろとも
自爆させられかけたあの時には、思い付かなかった手である。
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