317:名無しNIPPER[saga]
2017/02/04(土) 01:54:29.83 ID:4ghH70Iao
親友の裏切りに心を乱したあの時とは違う。
生きてもう一度親友に会いたいというその思いが
アミたちの思考を冴え渡らせ、即座に最適の行動を取らせた。
そうしてみるみるうちに二機は分解されていき、
瞬く間にアズサイズの機体はキサラギに取り込まれ、キサラギの一部となった。
アミ「もう何をしても無駄だよ! 動きはぜーんぶこっちで制御しちゃってるんだから!」
コクピット内のイオリに向け、アミは通信で呼びかける。
だがインカムの向こうから返ってくるのは静寂のみ。
それから数度呼びかけてもやはり返事はない。
返事をする気力すら失ったか、それとも聞こえていないのか。
キサラギの腹部にはめ込まれるようにして合体したアズサイズのコクピットの様子は、
アミたちの居る場所から見ることはできない。
一度腹部あたりまで降りて直接確認しなければ……。
二人はそう思い、コクピットのハッチを開放するようキサラギにコマンドを出そうとした。
しかしその声は、突如インカムから発された警報にかき消された。
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