過去ログ - 無尽合体キサラギ
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33:名無しNIPPER[saga]
2017/01/20(金) 21:55:39.77 ID:jvzcG60Ao
そして一瞬後には爆発の衝撃も、粉砕されたはずの怪ロボットの体さえそこに飲み込まれ、
あとには何事もなかったかのような静寂だけが取り残される。
すべてはまぼろしだったかのように、怪ロボットの巨体はあっけなく消失した。
もはやその存在が現実であったと証明するのは、町中に残された破壊の爪痕のみ。

マミ「消えた……? ううん、確かに爆発はしたはずなんだけど……」

アミ「衝撃もろとも、飲み込んでいっちゃった……」

  『これが、キサラギの力だ』

まだ燃え盛る町の炎が、キサラギの巨体を照らし出す。
その頭部のステアに掴まったアミとマミは、
いまだ呆然と、その風景を眺めることしかできない。

そんな二人のもとから蒼い鳥が飛び立ち、
キサラギの頭頂部へと舞い上がっていった。
それを目で追い、アミとマミは、キサラギの顔を見上げた。
黙して動かぬその顔は、しかし今の二人には頼もしく、微笑む英雄のように見えていた。


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