過去ログ - 無尽合体キサラギ
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335:名無しNIPPER[saga]
2017/02/05(日) 20:32:03.66 ID:sKfYX8RPo
痛みに備えてヒビキは身を固くする。
が、代わりに届いたのはドリルの回転による風圧と、回転音に重なる何かの音。
そして異変に気付き目を開けたヒビキの目に飛び込んできたのは――
身を挺して主人を守る、アニマルロボたちの姿であった。

ヒビキ「っ……!?」

強大な破壊兵器にまったく臆することなく、
高速で回転するドリルに食らいつくアニマルロボ。
彼らの体は特殊な金属で出来ており、パワーも並みの動物とは比べ物にならない。
だが、それを踏まえた上でもあまりに無謀であった。
痛々しい音とともに火花が散り、
コンマ一秒ごとに機体は削れ、激しい振動で全身が損傷していく。

ヒビキ「お前たちっ……! もういい! よすんだぁぁぁ!」

ヒビキは悲鳴にも似た叫びを上げるが、
アニマルロボたちはドリルを離そうとしない。
自分たちの仲間を、故郷を、大好きなヒビキを傷付ける存在を、決して許しはしない。

しかしやがて、限界は来る。
力の弱い者から順に、一体ずつ破壊され、弾き飛ばされ、そして――


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