35:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 19:44:18.97 ID:JL8wN2Aao
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怪ロボットを打ち倒すキサラギという巨人。
それを操る、神秘の希煌石。
地球という辺境の惑星で始まった力の解放は、
大宇宙から見ればささやかな現象にすぎない。
しかしたとえささやかではあっても、それは確実な異変であった。
蝶の羽ばたきが竜巻を起こすように、蟻の一穴が巨大な堤防を崩壊させるように。
さざ波は時空を超えて宇宙を渡り、大きなうねりを引き起こそうとしていた。
が、今その前兆に気付くものは居ない。
たとえ異変を知覚したとしても、
それが宇宙的規模にまで発展する変革の兆しであることを理解する生物はなかったのだ。
地球から遠く離れた緑の惑星に息づく、地球人類にも似た生命。
それもまた、敏感ではあるが未熟な生物の一つであった。
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