過去ログ - 無尽合体キサラギ
1- 20
36:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 19:47:37.05 ID:JL8wN2Aao
――誰かに呼ばれたような気がして、ヒビキは真っ青な空を見上げた。
真似るように彼女を取り巻いていた動物たちも顔を上げる。

地表の大半が深い緑で覆われた自然の星、惑星アニマ。
太古よりこの星を守護する巫女の家系に生まれたヒビキは、
朝の勤めのために神殿へと向かおうとしているだった。

ヒビキ「今の声、ハム蔵じゃ……ないよね?」

肩に乗る小動物に語りかけても、相手は小首を傾げるのみ。
ヒビキは尋ねるように周りの動物たちにも視線を送ってみたが、反応はハム蔵と同じ。
疑問は解決しなかったものの、そのかわいい仕草にヒビキは思わず顔をほころばせる。

人の手によって生み出された超進化生命体、ロボットアニマル。
それが彼らなのだが、いつも表情豊かに接してくれる姿はヒビキにとって親友同然、
面倒くさいお勤めも、動物たちと一緒だから欠かさず続いているのだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
639Res/544.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice