過去ログ - 無尽合体キサラギ
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395:名無しNIPPER[saga]
2017/02/12(日) 20:33:09.77 ID:NhytkIqso
早口気味に発せられたタカネの言葉には、明らかな拒絶の意思があった。
だがヒビキには、それは『許される』こと自体を拒絶しているように聞こえた。

ヒビキ「……理由を聞いたからって、許せるかどうかは分からない。
   でも、知りたいんだ! だって、眠っている時のタカネはずっと泣いて……」

タカネ「関係のないことです。さあ、早く私を防衛軍とやらへ連れて行ってください。
   私は地球を侵略せんとするハルシュタインの一味。受けるべき罰があるはずです」

ヒビキから視線を外し、タカネはアミたちの目を見てはっきりとそう言った。
その視線に、勝者であるはずのアミとマミは思わずたじろいでしまう。
しかしミキはその視線を真っ直ぐに見つめ返す。

ミキ「もちろん連れて行くけど、ミキ的には早く理由を話して欲しいってカンジ。
  っていうか別に話さなくても、どっちにしろ軍の人たちに色々調べられちゃうと思うよ。
  だから早く喋っちゃった方が気が楽だって思うな」

アミ「ちょ、ちょっと、ミキミキ……」

ミキ「だって本当のことでしょ?
  自分で言ってる通りタカネは地球の敵だったんだから、
  宇宙船の中とかもぜーんぶ調べられちゃうの」


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