過去ログ - 無尽合体キサラギ
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40:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 19:58:25.13 ID:JL8wN2Aao
その挙動を察したのか、再び円盤たちはこちらへの接近を開始した。
ヒビキは自分より足の速い動物を先に行かせて、
体の小さな動物たちは抱えられるだけ抱きかかえ、円盤に背を向けて駆け出した。

ヒビキ「森に入って! でも離れちゃ駄目だぞ、ひとかたまりで逃げるんだ!」

先頭を行っていた犬型、猫型、ウサギ型のアニマルロボが生い茂る下草の中に飛び込む。
空を飛べるものがそれに続き、
そして最後に、ヘビ型を首に巻きつけ、ワニ型とニワトリ型を両脇に抱え、
肩と頭にハムスター型とシマリス型を乗せたヒビキが、
豚型のアニマルロボを蹴飛ばしながら森へと飛び込んだ。

背の高い木々が生い茂る中では円盤のような飛行体は不利、
しかもこちらは地の利を知り尽くしている。
ほどなくして相手を振り切ることができる、とヒビキは踏んでいた。

だが、追手は手段を変えた。
円盤の底板が開き、中から人型をしたロボットたちが放出される。
それらは二階建てであったヒビキの家よりも背が高く、
しかも巨体に似合わぬスピードで歩行して、ヒビキたちを追跡し始めた。


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