411:名無しNIPPER[saga]
2017/02/17(金) 19:58:03.21 ID:daQ+pOgwo
アミ「う……嘘。だってお姫ちん、あんなに強いのに……?」
マミ「私たち、ハイパーキサラギでもお姫ちんにかなわなかったんだよ!?
勝ったって言っても、実力はお姫ちんの方が私たちよりずっと上でしょ!? なのに……!」
タカネは俯いたまま答えない。
だがその沈黙こそがタカネの言葉にこれ以上ない説得力を持たせた。
リッチェーンと無尽合体したキサラギですら及ばなかったタカネ。
しかしそのタカネが、ハルシュタインには惨敗したのだという。
今タカネを襲っているであろう畏怖の念が、アミたちにも伝播し始める。
が、それを断ち切ったのは、タカネ本人であった。
タカネ「ハルシュタインは、遥か高みに居ます。私よりも……今の貴女たちよりも。
しかし私は、貴女たちが勝てないとは思いません」
そう言ってタカネは、ゆっくりと顔を上げる。
そして、一点をじっと見つめた。
アミとマミの背後に立つ、ミキの顔を。
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