478:名無しNIPPER[saga]
2017/02/20(月) 21:09:49.48 ID:LDCgdf66o
ヤヨイ「――……もう離してください。逃げたりなんかしませんから」
廊下を少し歩いたところで、ヤヨイは顔を伏せたまま唸るように言った。
しかしマコトはそれを無視して歩き続け、
やがてヤヨイの自室の前に到着してから掴んでいた腕を解放した。
マコト「しばらく中で休むといい。いつものキミに戻るまでね」
ヤヨイ「『いつもの私』……!? あんたまで何を言ってるんだよ!
私はいつも通りだ! 意味のわからないことを言うんじゃねぇよ!」
静かに囁いたマコトの声に、ヤヨイは食ってかかるように怒鳴った。
今にも掴みかからんばかりのその勢いに、
マコトは眉一つ動かすことなく応じる。
マコト「そうかな。いつものキミなら笑って受け流すところだと思うけどね」
ヤヨイ「っ……あなたが、あいつらみたいなことを言うからですよ。
ほんっとーにムカツクなぁもう……!」
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