484:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 19:59:00.08 ID:dsh5nH4HO
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ハルシュタインからの宣戦布告を受け、地球防衛軍はあらゆる対策を練った。
恐らくはこれが地球の存亡をかけた正真正銘の最終決戦となる。
ハルシュタインの言葉を信じるなら、運命の日までに残された猶予は僅か一週間。
この期間にできることは限られているがしかし、
防衛軍はできる限りの手を尽くして決戦に備えた。
勝つための作戦、戦力の増強、想定しうる限りの場面に対するシミュレーション……。
地球を守るためあらゆる方策が練られたが、
当然その全ては地球最大の戦力を要に据えられたものである。
IMR―765―S キサラギ、そしてIMR―765―N リッチェーン。
地球の命運はこの二つの巨大ロボに……
つまりはそのパイロットである10代の少女たちに託されたと言っても過言ではない。
そのことは、少女たちも自覚している。
だからもちろん努力した。
寝る間も惜しんで少しでも自分たちの力を上げるために体を使い、頭を使い、
この一週間、地球上の誰よりも努力した。
だが、僅か一週間である。
七日間という期間で埋められた彼女たちとハルシュタイン軍との力の差は当然、
それ相応のものでしかなかった。
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