49:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 20:19:08.83 ID:JL8wN2Aao
タカネが船、と呼んだ円盤の中は驚くほどシンプルだった。
白一色に統一されたドーム型の部屋には、
中心にある円形のテーブルとそれを取り巻く椅子以外には何もない。
外から眺めた印象からすれば、この一室だけで
円盤の内部すべてを占拠してしまっているんじゃないかと思えるほどの広さがある。
では操縦室やあのロボットを収める格納庫はどこにあるんだろう、
と疑問に思ったヒビキであったが、
部屋の真ん中まで進んだ辺りでそれは新たな疑問に上書きされた。
ヒビキ「なに? この匂い……」
思わず声に出し、ヒビキは大きく鼻で息を吸う。
そして吸った息を吐き出した頃には、ヒビキの顔はほころんでいた。
アニマルロボたちも匂いを察知して表情をうっとりさせている。
その時、ぐぅと鳴ったのは、ヒビキのお腹だった。
タカネ「せっかく招待したのですから、最高のもてなしをせねばと思いましたので」
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