51:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 20:22:09.97 ID:JL8wN2Aao
タカネ「どうぞ召し上がってください。私の、特製らぁめんです」
ヒビキの正面に向かい合って座ったタカネの前にも、同じ鉢が置かれていた。
ニッコリと、タカネは「さぁ」と手を差し出した。
タカネ「心配なさらず。毒を盛るような無粋な真似は決して……」
ヒビキ「いっただきまーっす!」
タカネの言葉が終わる前に、ヒビキは手を合わせて鉢に向かって元気に一礼、
添えられていた箸を手に取ってものすごい勢いで鉢の中身を口に運び始めた。
一口噛み締めた途端、ヒビキの目が驚きに見開かれる。
野菜のコク、そして恐らく動物性の何かに由来するであろう
味わい深い風味が口の中いっぱいに広がる。
まるで経験したことのない味だった。
その旨さに、ヒビキはひたすらに感動していた。
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