過去ログ - 無尽合体キサラギ
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545:名無しNIPPER[saga]
2017/03/03(金) 20:40:56.05 ID:XOtx5OrXo
キサラギがミキのもとへ走り去るのを見送るマミの背後から、
担架を持って下りてきた隊員たちが駆け寄る。
そして要救助者の顔を見て、隊員たちは目を見開いた。
そこに居たのはかつて自分たちを騙した、ハルシュタイン軍の一員だったからだ。

そんな隊員たちにマミは必死な表情で、
ヤヨイが敵に歯向かって自分たちの命を救ってくれたことを訴える。
だが隊員たちの反応は、マミの予想の外であった。
彼らは訴えを最後まで聞くことなく、ヤヨイを担架に乗せ始めた。
つまり、敵であるヤヨイの救護へと即座に動き出したのだ。

それは敵であろうと救える命は救いたいという救助隊員としての使命からかも知れないし、
ヤヨイに捕虜としての価値を見出したのかも知れない。
細かな心情や理由は分かりかねるが、
ともかくも隊員たちがヤヨイを治療してくれることを知り、マミは安堵の表情を浮かべる。
しかし当然安心している場合などではない。
事態は今も進行中なのである。

マミ「アミ、ミキミキはどんな――」

緩みかけた表情を引き締め、インカム越しに状況を問おうとした。
が、マミの言葉は、その続きが出ることはなかった。


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