572:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:37:36.96 ID:CuzMnpulO
言い終わると、ハルカイザーは背中の両翼を勢いよく広げる。
攻撃が来る、とアミたちは身構えたが、
次いで聞こえたのは意外な言葉だった。
ハルシュタイン『慌てるな、“準備”と言ったろう? 場所を移そうじゃないか。
この星が傷つくことを気にしてはお前たちも本気が出せまい」
これを聞き、アミとマミは思わず眉根を寄せる。
罠か、あるいは侮られているのか、その両方か。
いずれにせよ、この提案に素直に従ってよいものか、アミたちははかりかねた
ハルシュタイン『罠ではないし、お前たちを侮っているわけでもない。
寧ろ逆だ……尊敬しているんだよ。ゆえに、私は本気のお前たちと戦いたい。
当然今ここに居る私も幻影などではない、私自身だ。
全身全霊、全てをかけて戦うことを私は望んでいる』
まるで心を読んだかのようなハルシュタインの言葉に、
アミたちは驚いて目を見開いた。
しかしすぐに表情を改め、最大の警戒心を込めた声色で答える。
マミ「……それ、信じられると思ってるの?」
ハルシュタイン『信じられないというのならそれでいい。
その時は我々の戦いに巻き込まれ地球が破壊されるだけだ。
尤も、お前たちが敗北すればいずれにせよ破壊は免れんがな』
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