610:名無しNIPPER[saga]
2017/03/11(土) 21:47:45.90 ID:kHht+3Bto
ハルシュタイン『まあ……それでも考えようによっては、目的を全く果たせなかったわけではない。
動機が“色”の追求だとするならば、確かに出会うことができたのだからな。
希石という、私の予測を超えた神秘の力に』
と、ハルシュタインがそれまでと変わらぬ調子で話を続ける中、
アミとマミは目を見開いた。
収縮したまま静止していた黒球が、突然移動を始めたのだ。
マミ「ハルシュタイン、何を……!」
思わず声を上げたマミを無視するように、
黒球は移動を続け、そして、ハルカイザーの背後でぴたりと止まる。
ハルシュタイン『感謝しよう、キサラギのパイロットよ。
お前たちは、一部ではあるが“黒”に彩りを加えてくれた。
希煌石の発見から始まり、覚醒したキサラギとの戦いまで……心躍ったよ。
敗北した以上満足とは言えないが、楽しかった。
僅かでも色の残っているうちに、私はこの生に終止符を打たせてもらう』
その言葉の意味をアミとマミが理解するより先に、
ハルカイザーの背後に、あの空間が再び口を開けた。
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