611:名無しNIPPER[saga]
2017/03/11(土) 21:49:00.45 ID:kHht+3Bto
ハルカイザーの機体が空間へと吸い込まれ始めるのを見て、
アミとマミの理解はようやく追いついた。
ハルシュタインはあの闇に飲み込まれることで、自らを葬り去るつもりなのだと。
ハルシュタイン『案ずるな。私が消――ば、この空間も自然と消滅――。
お前たちや地球――害を及ぼすこ――ない』
重力の影響か、ノイズに混じって途切れ途切れとなった
ハルシュタインの声がインカムから流れる。
そのことがまた、二人にハルシュタインという存在の消滅を強く実感させた。
ハルカイザーの砕けた部分は既に空間に飲まれ、闇に消えている。
ハルシュタイン本人が同じ道をたどるまで、残り数十秒もないだろう。
アミマミ「っ、……!」
そんな自ら死ぬゆく敵の姿を見て、アミとマミの脳裏にかつての出来事が蘇った。
それは、目の前で自害したイオリの姿。
そしてその後に決意した自分たちの想いを、アミたちは思い出した。
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