626:名無しNIPPER[saga]
2017/03/11(土) 22:27:57.44 ID:kHht+3Bto
結局ヤヨイにはプレゼントを受け取ってもらえなかった。
しかしそのことを知った二人は、特に気を落とすことはなかった。
と言うより、気持ちが上下するような精神状態ですらなかった。
地球を救えた喜び、ハルシュタインやヤヨイを救えなかった悲しみ、
そういった感情ですら、今の二人の心をほとんど揺さぶりはしない。
全てが夢の中の出来事であったかのような、
今も夢を見続けているような、
そんなぼんやりとした中に二人の気持ちは覚束無く浮いていた。
だがその時、紙袋を眺めていたマミはふと違和感を覚えた。
ゆっくり体を起こし、手に取ってみる。
そして、寝ぼけているようだったマミの目が、大きく開いた。
マミ「アミ……アミ!」
アミ「……何? どうかした?」
名前を呼ばれ、アミは気だるそうながらも体を起こしてマミの隣へ移る。
しかし次の瞬間、マミと同じように目を見開いた。
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