1: ◆5Zs67o7uls[saga]
2017/01/22(日) 00:42:29.62 ID:GS6pCF9a0
5作目です。
地の文メインです。
すごく短いです。
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2: ◆5Zs67o7uls[saga]
2017/01/22(日) 00:43:04.88 ID:GS6pCF9a0
夜の街を歩く。
街の雑踏はとうに途絶え、昼間の喧騒はともかく、絢爛と闇夜に輝く楼閣は一時を過ぎるや途端に姿を消した。
かつて輝いた楼閣は墓碑銘のごとくただ立ちそびえるのみである。
夜の街には無機質な額縁に収まった空が広がる。
3: ◆5Zs67o7uls[saga]
2017/01/22(日) 00:43:30.68 ID:GS6pCF9a0
風の噂が流れた。
彼がとある人と交際をしている、と。
そりゃもう事務所の中はてんやわんやさ。
4: ◆5Zs67o7uls[saga]
2017/01/22(日) 00:44:08.29 ID:GS6pCF9a0
彼の机の下で丸くなる少女。
少女に声をかけ、彼女はその少女を照らす。
そして、傘の下に隠れる少女のもとへ、と。
5: ◆5Zs67o7uls[saga]
2017/01/22(日) 00:44:35.69 ID:GS6pCF9a0
立ち尽くす信号機が明かりを照らす。
歩みを進め、夜の街の谷間を進む。
星々は己の位置を変える、そこには意志はなく、ただ機械的な自転運動によって。
額縁に飾られた絵はただ灰被り。
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