過去ログ - 5000円払って、彼女の1時間を買った話。
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20:名無しNIPPER[saga]
2017/01/29(日) 23:27:21.95 ID:vLYglEer0

彼女を1時間レンタルしたのはいいが、
どうにもお金がなければ触れることすらできないらしい。
呼んでからそれに気づいた俺を、誰でもいいから大バカ者と言ってくれ。

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2017/01/29(日) 23:43:31.01 ID:vLYglEer0

少しだけ考えて「ないな」と俺は言った。
「つまらない人ですね」とパンダは眉を顰めていた。

そのときほど、自分がくだらない人間だと思ったことはなかったな。
以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 00:01:31.53 ID:9DNCeRmv0

突然、パンダが「あのですね」と言った。
遅れて俺は「なに?」と答えた。

「本来ならば、相手のことを好きになるっていう過程には、たくさんの時間が必要なんですよ」
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 00:03:35.93 ID:9DNCeRmv0

そこからは、なぜだかパンダと話せるようになっていた。
ぽつぽつと会話が進むごとに、俺はパンダに心を開き始めていた。

「恋人になったら、なにをするんだろうな」と俺は問いかけてみた。
以下略



24:名無しNIPPER[sage]
2017/01/30(月) 03:56:02.86 ID:zMpHMlxzO
いいぞ


25:名無しNIPPER[sage]
2017/01/30(月) 22:45:20.81 ID:b0TOUXOXP
10年位前の、陰のあるネット社会って感じがいい


26:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 00:50:38.62 ID:5dJqlg9Q0

「常識を考えたら、家でやる方がいいんじゃないのか?」と俺は言った。

「そういうことを言うから、つまらない人間になるんです」

以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 00:51:53.92 ID:5dJqlg9Q0

なに言ってんだ、という声は喉元でとまった。

代わりに俺は「冗談だろ?」と言った。

以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 01:10:45.32 ID:5dJqlg9Q0

「そうですか。それは残念です」と言うと、彼女はすっとベンチから立ち上がった。

俺が見上げると、パンダは「時間なので帰ります」と言った。

以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 01:28:13.23 ID:5dJqlg9Q0

「なあ」と俺は言った。

「なんですか」彼女は振り返ってこっちを見た。

以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 01:29:38.57 ID:5dJqlg9Q0

俺は「そっか」なんて適当な相槌を打った。

「なにか問題でもありましたか」彼女は俺に訊いた。

以下略



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