過去ログ - 5000円払って、彼女の1時間を買った話。
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27:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 00:51:53.92 ID:5dJqlg9Q0

なに言ってんだ、という声は喉元でとまった。

代わりに俺は「冗談だろ?」と言った。

以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 01:10:45.32 ID:5dJqlg9Q0

「そうですか。それは残念です」と言うと、彼女はすっとベンチから立ち上がった。

俺が見上げると、パンダは「時間なので帰ります」と言った。

以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 01:28:13.23 ID:5dJqlg9Q0

「なあ」と俺は言った。

「なんですか」彼女は振り返ってこっちを見た。

以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 01:29:38.57 ID:5dJqlg9Q0

俺は「そっか」なんて適当な相槌を打った。

「なにか問題でもありましたか」彼女は俺に訊いた。

以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 01:36:14.99 ID:5dJqlg9Q0
あともうすこしで終わるはず…。
あしたまた続きを書きます。


32:名無しNIPPER[sage]
2017/01/31(火) 09:58:57.05 ID:HBUAWUjE0



33:名無しNIPPER[sage]
2017/01/31(火) 14:08:36.26 ID:YNxtJdenO
乙乙


34:名無しNIPPER[sage]
2017/02/01(水) 22:13:21.04 ID:pFdcv7Voo
乙乙乙


35:名無しNIPPER[saga]
2017/02/06(月) 00:31:29.81 ID:MD2Z/N9M0

それ以来、俺は駅前のベンチで彼女と話すようになった。
もちろん、5000円で買える1時間だけでしかなかったけど、
まあそれでも案外と俺は彼女と会うのが嫌いじゃなかったんだ。

以下略



36:名無しNIPPER[saga]
2017/02/06(月) 00:54:28.53 ID:MD2Z/N9M0

そういや、パンダのことについて知ったことがたくさんある。
俺よりも歳が一つ下だってことから、
自分が死ぬまで仲良くするって決めた親友がいるってこと、
旅行が好きなこと、よく本を読むこと、
以下略



37:名無しNIPPER[saga]
2017/02/06(月) 00:56:23.66 ID:MD2Z/N9M0

正直に言えば、こんなバイトをしてる奴は、
想像を絶する人生を送ってきてるんじゃないかとか思ってたんだ。
彼女がなにか隠してるんじゃないかと思ってたんだ。

以下略



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