過去ログ - ぼくの何気ない一日の話を聞いてよ
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13:名無しNIPPER[saga]
2017/01/23(月) 21:37:51.44 ID:1xgQeT16O
さらに北に行く電車はないものかと数分ほど周りを眺めていてみたけれど、それらしきものはひとつもなかったたので僕は駅から出ることにした。
名も分からぬ鉄道の終点駅は、今まで車窓越しに見ていた街の中では幾分か都会的な部類に見えるけれど、はたしてどれくらい栄えているのかなんてことは、一見するだけでわかりはしなかった。
僕はなんとなしに右ポケットの中を気にしながら歩いて、ふと見えてきた公園にこれまたなんとなしに吸い込まれてみる。
僕からすると、この世界は何もかもが目新しいものなんだけど、公園というものもまた例に漏れずなんとなく
遊具の一つ一つに魅入ってしまって、少し進んだところのブランコに誰かがいるのに気がついたのは相当に近づいてしまった後だった。
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