過去ログ - 【ミリマス】いっぱい食べる、君が好きっ♪
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39: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/01/25(水) 19:17:59.16 ID:5NvyqV2M0

 不安そうな表情を浮かべた環の隣にしゃがみ込み、響が内緒話をするように彼女に耳うつ。
 
「だ、ダメだぞ環! 律子にお願いされたでしょ? 自分たち二人は、プロデューサーを見張ってなくちゃいけないんだし……」

「あっ、そっか! ……なるべくおやぶんの近くにいなきゃ、ダメなんだよね……」

 二人の内緒話は傍にいたプロデューサーにも筒抜けだったが、それもまた彼女たちの魅力の一つ。ご愛嬌というものである。
 
「二人とも、心配しなくて大丈夫さ。お前たちは俺が出てくるまで、この辺の店でおやつでも食べながら待っててくれよ……ほら」

 プロデューサーはそう言うと、財布から取り出したお金を響に手渡して背中を向けた。

 
「待って!」

 歩き出そうとした彼を、後ろから響が呼び止める。
 
「……ど、どうした響?」

 ゆっくりと振り返ったプロデューサーに、響は険しい顔をして言った。
 
「プロデューサー……二人で五百円じゃ、今時なんにも買えないぞ」


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