過去ログ - 【ミリマス】いっぱい食べる、君が好きっ♪
1- 20
4: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/01/23(月) 18:46:44.24 ID:kZN2Dh/P0
 
 これは世の男性諸君の目からすればまったくもってけしからん、実に羨ましい光景である。

 さらに付け加えて言うならば、多感な年頃の少女が集うアイドル事務所で
 このような光景が当たり前のように披露されるということは、情操教育上にもよろしくない。
以下略



5: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/01/23(月) 18:49:16.54 ID:kZN2Dh/P0
 
 もちろん人間が雪だるまに変化するなど、本来ならばお伽話でもなければあり得ない。

 ひょっとすると雪だるまの中に人が入っているなんてこともあるかもしれないが、
 大体その手の話は雪深いペンションで起きた殺人事件の被害者か、スキーに失敗したギャグマンガの登場人物ぐらいのものだろう。
以下略



6: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/01/23(月) 18:50:46.32 ID:kZN2Dh/P0
 
 とはいえ、プロデューサーが命の危険に晒される……そんな光景には日常的に慣れっこなのか。
 さしあたり身の危険が迫っていない桃子の方は、彼女の言った言葉の意味が分からないといった様子で麗華に対し質問をする。
 
「何、その、雪だるまって?」
以下略



7: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/01/23(月) 18:52:26.09 ID:kZN2Dh/P0
 
 その時、桃子は二人の前。デスクの上にちょこんと飾られた、ある置物の存在に気がついた。
 
 それは麗花ほどではないにしろ、やはりどこか変わっている真壁瑞希というアイドルが、
 クリスマスの日にプロデューサーからプレゼントされた一点物のスノードーム。
以下略



8: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/01/23(月) 18:53:48.24 ID:kZN2Dh/P0
===2.

「ホント、死ぬかと思った」

 麗花の抱擁からようやく解放されたプロデューサーがげっそりとした表情でそう言った時、
以下略



9: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/01/23(月) 18:55:20.09 ID:kZN2Dh/P0
 
「そんな! プロデューサーさんが死んじゃったら……私、悲しいです」とは、
 もう少しで彼を亡き者にしかねなかった犯人でもある、麗花が口にした台詞。

 目の前の二人を呆れた顔で眺めながら、桃子が質問するために口を開いた。
以下略



10: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/01/23(月) 18:56:44.52 ID:kZN2Dh/P0
 
 激高した虎もかくやと桃子に吠えられて、プロデューサーが首を縮めて彼女に言う。
 
「で、でもなぁ桃子。自慢じゃないけど俺の生活に、太ってる余裕なんて無いと思うんだ」

以下略



11: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/01/23(月) 18:57:36.21 ID:kZN2Dh/P0

 にも関わらず、「アイドルこそ俺の人生だ! 生き甲斐だ!」と豪語する彼は、日々を大量の仕事を処理することに費やしている。
 
 弱小だオンボロだと当時は馬鹿にされていた765プロダクションが、
 僅か数年のうちに自前の劇場施設まで持てるほどの急成長を遂げたのも、
以下略



12: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/01/23(月) 18:59:44.33 ID:kZN2Dh/P0

 さて、ここで二人の口から飛び出した、美奈子なる人物についても説明をしておかねばなるまい。
 
 佐竹美奈子、十八歳。彼女も事務所所属のアイドルなのだが、その外見は一見するとごく普通。

以下略



13: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/01/23(月) 19:00:17.57 ID:kZN2Dh/P0
とりあえずここまで。


98Res/70.65 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice