過去ログ - 【ミリマス】いっぱい食べる、君が好きっ♪
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60: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/01/27(金) 20:08:46.85 ID:34pX9B020
 
「とはいえ、わたくし一つ気になることが」

「気になること?」

「カレンダーに書かれたこの数字、料理名と一緒に書かれたものがバラバラなのは、わたくしにも理解はできますが……
 一日の総カロリー、こちらはほぼ毎日同じ数値になっているでしょう?」

「……ほんとだ」

「この数字は平均的な男性が一日のうちに消費するとされている量よりも幾分多め。
 恐らくは、プロデューサーに合わせたカロリー量ではないかしら……」

 千鶴の言葉に、桃子が「千鶴さん、そんなことまで知ってるんだ」と感心する。
 
「えっ!? い、いえ、その……そう! たまたま、偶然ですわ! 
 じ、事務所に置いてあった雑誌にダイエットについての特集が……」

 瞬間、閃きにも似た感覚が桃子の脳裏にビビッと走った。ダイエット、差し入れ、サプリメントに総カロリー……。
 
 そして一日の消費量を算出し、美奈子によって厳格に管理されていたハズのプロデューサーの体重が
 どういうワケだか増えていた理由。

 
 全ての出来事が一直線に繋がった時、桃子は思わず「そうだったんだ!」と叫んでいた。
 
「も、桃子ちゃん……その容器を一体どうするつもりでして?」

 千鶴が、何やら企んでいるような表情を浮かべ、手にしたサプリメントの容器を見つめる桃子に訊いた。
 すると彼女は、カレンダーにメモを書き込むために用意されていたのであろうマジックを手に取って

「何って、確かめなくちゃいけないの。それから、皆のところにも行かなくちゃ!」


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