過去ログ - 女「また混浴に来たんですか!!」
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129:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 22:20:43.03 ID:FjDEx+7n0
女「北風が吹くのも太陽が照らすのも、哲学者が生きるのも死ぬのも結局は一緒なんですね」

男「違うだろ。混浴に女と入るのと、男が女湯に入るのと同じくらいに違う」

女「同じくらいに違いますか」

男「女が男湯に入るのは許されるけどな」

女「同じだけど違いますか」

男「男は女にとって許されざる存在になりやすいからな。混浴の数が減少しているのもこの前のワニみたいなやつらのせいだ」

女「この流れで聞きますけど、透明人間になったらどこに行きたいですか?」

男「女湯」

女「定番ですね。なんだかんだ言ってそこですか。でも、いいじゃないですか、混浴に麗しい女性とはいってるんですから」

男「女湯と混同を混浴するな」

女「混乱しないでください」

男「女はどうなんだ。透明人間になったらどうする?」

女「戻れるのか心配になります」

男「そんなこと心配している場合か」

女「女湯に行っている場合ですか」

男「男の夢をわかっていない。性欲を満たしにいくわけじゃないんだよ」

女「じゃあ……」

男「男は性欲を満たすためにアダルトな動画を見るか、アダルトな店に行くだろう」

女「知りません」

男「混浴という企画物も存在するが、それで性欲を発散させようというものは少ない。泡立つ湯に浸かる大人の店もあるが、やはり大多数の大人が行っているというわけではない」

女「知りません」

男「普通の性交動画で興奮している男たちも、透明人間になったときだけは、何かの使命に目覚めたように女湯に向かうんだ。普通の風俗店に行って普通の交尾を眺める奴などほとんどいないと言っていいだろう」

女「まだ時間余り経ってないですけど、のぼせましたか?」

男「小学生時代の少年が想像する好きな女の子が裸になる場所というのは、お風呂以外には存在しなかったんだ。だから、ベッドの上では少年の夢はかなわないんだ」

男「原点回帰だよ。湯気立ちのぼる温泉に浸り、都会の喧騒から避難しているとこう思わないか。透明人間になってから温泉に行くのではない。温泉に来たから透明人間になれるのだと!!」

女「きゃっ!」

男「はぁ……はぁ……もうあがる」ザバァ

女「やはりのぼせてましたか。昨日は長く入っていられたのに」

男「あのあと湯あたりした。まだ少し尾を引いている」

女「それではまた早朝……お大事に……」

男「うぅむ……」


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