過去ログ - 女「また混浴に来たんですか!!」
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256:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 20:00:01.60 ID:MqkE3KNv0
男「裏の大阪は、噂以上に危険でしたね」

親父「飯はうまかったろ」

男「親父さん、どうして表と裏が生まれてしまうんですかね」
以下略



257:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 20:12:13.37 ID:MqkE3KNv0
俺はこの夜近くのホテルに泊まりに行く、のではなく、親父さんを尾行した。

仕事を放棄したのはこの日が初めてだった。

翌日の出社には確実に間に合わないが、多少言うことに逆らっても問題はないという自惚れもあった。
以下略



258:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 20:16:13.11 ID:MqkE3KNv0
家に灯りはついていなかった。

最後に母親の顔を見てから、どれくらい経っただろう。

義父を暴力で伏せ、金を奪って去ったあの日から俺は母親と一度として会っていない。
以下略



259:名無しNIPPER[sage]
2017/03/12(日) 20:39:48.30 ID:ohPXXmV+0
片目を奪ったストーカーと女のお母さんにどんな関係性があったのか気になる所


260:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 21:17:13.80 ID:MqkE3KNv0
親父「人を殺すときくらい、相手の目を見たらどうだ」

無人の露天風呂だった。

俺は両手を親父さんの首にかけていたが、それを上回るような握力で親父さんが指をこじあけてきた。
以下略



261:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 21:18:05.41 ID:MqkE3KNv0
脱衣場で親父さんが裸になり、温泉に向かっている途中で俺は後ろからナイフで刺そうとした。

目の届かない後方にまで反射の神経が行き届いているのか、俺の手を掴んだ親父さん自身さえ驚いているようだった。

親父「動機を言え。動機を」
以下略



262:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 21:19:50.75 ID:MqkE3KNv0

親父さんは左手を振りほどき、躊躇なく親指を俺の左目に刺そうとしてきた。

すんでのところで躱したが、バランスを崩し倒れてしまった。

以下略



263:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 21:40:22.25 ID:MqkE3KNv0

親父さんは容赦のない戦い方をする。

喉仏をめがけて拳を振るってきたり、鳩尾に膝を乗せようとしてきたり。

以下略



264:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 21:45:22.05 ID:MqkE3KNv0
親父「これは……もう降参だな」

男「死んでくれるか」

親父「助けを呼ぼう」
以下略



265:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 21:58:26.11 ID:MqkE3KNv0
水中では普段のような暴力が活かせず、技術がものをいいやすかった。

親父さんに形成が傾いた。

俺は親父さんから逃れようとしながらも、親父さんから距離を置くことができなかった。
以下略



266:名無しNIPPER[saga]
2017/03/12(日) 22:10:22.65 ID:MqkE3KNv0
親父さんはもう力が尽きかけているようにみえた。

このまま殴りつけ、水に沈めようと思った。

親父「もう……許してくれねえか……」
以下略



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