107: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2017/01/25(水) 23:14:56.87 ID:2QzEDCRD0
海未「・・・足の方・・・大分腫れ上がっていますね」
ことり「あ、う、うん・・・」
海未「骨までいってなければいいですが・・・。とりあえず応急処置をしましょう」
海未「穂乃果、にこからアイドル雑誌を借りていましたよね。それをください」
穂乃果「うん」ゴソゴソ
穂乃果「はい、これだけど。どうするの?」
海未「これを丸めて添え木代わりにします。ですが、ちょっと分厚いですね。半分くらいのページは引きちぎって」ビリビリーッ
穂乃果「ああっ・・にこちゃんに怒られちゃう・・・」
海未「足首が動かないよう、雑誌を当てて、タオルで縛りつけます。こうやって縛り付ける事によって腫れと内出血を防ぐ目的もあります」ギュ
ことり「んっ・・・」
海未「ことり、大丈夫ですか? 痛くありませんか?」
ことり「う、うん。こうやって動かさなければ、それほど痛くは無いかな」
海未「良かったです。とにかく動かさず安静にすることです。しばらくこれで過ごしてください」
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ビュォォオオ バサバサバサーッ
ザザザザーッ バ バ バ バ バー
穂乃果「強い雨と風がテントにぶつかってすごい音が鳴ってる・・・ちょっと怖い・・・」
穂乃果「・・・昨日泊まったホテルで見た天気予報では晴れるって言ってたのに。なんでこんな大荒れの天気になっちゃったんだろ?」
海未「私もスマホで天気を調べていましたが、調べたのは札幌や旭川等、行く予定のある場所だけだったので。この地域は荒天の予報になっていたのかもしれませんね。なにより山の天気は変わりやすいともいいますし」
穂乃果「そっかー・・・。雨に打たれて、風に打たれて、駅への戻り方も分からない。こんな山の中で完全に迷子になっちゃって・・・」
穂乃果「ねえ、もしかして、これってさ・・・・。遭難してるってことになるのかなあ・・・?」
海未「・・・・あっ、ええ、っはい。・・・実は―――」
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