56: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2017/01/25(水) 14:52:04.48 ID:2QzEDCRD0
〜電車内〜
穂乃果「うっ・・・暑い・・・」
海未「クーラーないんですかね・・・この車両」
ことり「あっほら、でも見てよあれ。扇風機があるよ」
穂乃果「・・・扇風機? クーラーじゃなくて扇風機? 今どき?」
穂乃果「もうちょと涼しくならないかあ・・・。あっ! この電車の窓って開きそう! 多分、ここのツマミを掴んで上に上げれば・・・」ググッ
穂乃果「ほら! 開いた!」
海未「電車の窓が開くのってなんだか新鮮ですね。都心を走る電車の窓は開かないですし」
穂乃果「ねえ、開けたままでいい?」
海未「いいと思いますよ。暑いですし。でもあんまり大きく開けないでくださいよ。危ないですから」
< ピュルルルル
運転手「ダァ閉マリマース」
海未「もう出発ですね。だけれども車内は空いていますね。2両編成の小さい電車ですから、もっと混雑するかもと思ったのですが」
穂乃果「ホントホント。座れてラッキーって思ったけど。そもそも立っている人が一人もいないなんて、日中の山手線じゃ考えられないよ」
ことり「始発駅だからかもね」
ことり「ねえ、海未ちゃん、ことりの隣にリュック置いちゃったら?」
海未「いえ、次以降の駅でたくさん人が乗るかもしれないので、このままで」
ことり「海未ちゃん、それずっと背負ってて大変だったでしょ? 混雑するまでの少しの間だけでもゆったりしたほうがいいと思うよ」
海未「それもそうですね。では、お言葉に甘えて。―――よいしょっと」ズシン
ことり「お疲れ様です♪」モミモミ
穂乃果「ホントすごいおおきなリュックだね。今日はキャンプ場に泊まって、その近くの自然を満喫するんだよね? 山頂アタック! はしないんだよね?」
海未「そうですね。3人分のテントや寝袋、キャンプに必要な最低限のものを入れたつもりですが、それでもこれだけの量になってしまいました。・・・・あっ、ことりっ・・・んふ、気持ち・・・いいです」
ことり「もみもみ♪」モミモミ
穂乃果「穂乃果が少し持つ?」
海未「大丈夫です。普段から鍛錬していますからこの程度の重さなんてことはありません。これも鍛錬の一貫です・・・・あっ、もっと奥(背中)の方まで・・・」
ことり「もみもみ、ぎゅー♪」モミモミ
穂乃果「・・・よーし! それじゃあお礼に穂乃果も海未ちゃんをマッサージしちゃうぞ!」ギュ!
海未「ふぁっ! ちょ、ちょっとどこ触ってるんですかっ//」
アナウンス『まもなく発車致します。この電車は終点の瞬間輪駅まで各駅に停まります』
アナウンス『次は僕君演。僕君演駅に停まります』
穂乃果「変わった名前の駅だね」
海未「北海道の地名は、アイヌ語に漢字を当てているそうですよ。例えば札幌は『乾いた大きな川』という意味だとか」
穂乃果「へー」
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