82: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2017/01/25(水) 18:01:41.15 ID:2QzEDCRD0
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海未(後どれくらいでこの山を抜けられますかね・・・・)
海未(行きは小走りや早歩きでした。今はゆっくり慎重に歩いていますので・・・・・・・抜けられるのは結構かかるかもしれませんね)
......ポツッ
海未「あら・・・?」
ことり「?」
海未「雨が降ってきたような」
穂乃果「うそ?!」
ポツッ ポツッ
穂乃果「本当だ、雨降ってるっ!」
ことり「えー? お昼ぐらいはすごい晴れていたのに?」
海未「い、いえ、よく見てください。いつの間にか曇ってます」
ことり「あー・・・・」
穂乃果「わっー! 急げー!」
海未「あ! ダメですよ穂乃果! ゆっくり歩いてください!」
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ビュオーーー
ポツポツポツ
穂乃果「はぁ・・・はぁ・・・んーっ」グシグシ
ことり「はぁ・・・ふぅ・・・・・ふぁ、ひっくちっ」
海未「はっ、はっ、はーっ、ふーっ・・・」
海未(雨脚が強くなってきましたね。さっき川遊びしたときは服が濡れても気温が高くてすぐ乾きましたが、雨では濡れたままになってしまいます)
海未(それに、さっきまでは気持ちいいと感じていた風も、濡れた体に当たると地味に体温を奪っていきますね・・・・)
海未(・・・・・とにかく、まずは駅まで安全に戻ることが最優先です)
海未(前向きに考えましょう。穂乃果は私の言う通りにゆっくり歩いていますし、日没もまだ先のはずです。大丈夫です。駅舎に入って、屋根の下でちゃんと濡れた体を拭きましょう)
海未「はぁっ、はぁっ・・・んっ、く」
海未(しかし・・・あれですね・・・ずっと山道を歩いていたから、さすがに疲れて脚の動きが鈍くなって―――)
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