過去ログ - 橘ありす「待てますか?」P「いつまでも待つさ」
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30:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 23:39:19.64 ID:PNNXNv4to
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「……デュサーさん、プロデューサーさん起きてください、朝です」

P「んん……?」

 ありすが通い妻宣言してから四日目、俺はとても珍しい目覚ましで起きた。

 俺が担当するアイドルの声だ。だけど、その音声を使った目覚まし時計は商品化案通らなかったはず……ん?

ありす「もう昨日夜更かししたからって仕事遅刻しますよ」

 いやこれ俺の企画した目覚ましじゃないわ。対話できるタチバナだわ。

P「AI搭載型タチバナか……?」

ありす「何を寝ぼけたこと言ってるんですか、あなたの橘ありすです。今はまだ橘ですけど将来的に橘じゃなくなるのできちんとありすと呼んでください」

 うん、タチバナじゃなくてありすだった。

P「………………ってなんでお前いるの」

ありす「何言ってるんですか、普通に合い鍵で入ってきただけです。朝ご飯できてるので早く起きてください」

 アイカギ? アイカツみたいなものかな? 理解が追いつかないぞ?

P「そういえば良い匂いするなー」

ありす「今日の朝ご飯はきちんと時間取れたので鮭焼いてみました。Pさん、コンロのグリル機能あんまり使ってないんですね」

P「あー、あれ洗うの面倒だからなあ。って待て」

ありす「あ、大丈夫です。ちゃんと洗ってから学校行きますので」

P「違うそこじゃない。ありす、お前さっき合い鍵って言わなかったか?」

ありす「言いましたけどそれが何か?」

P「俺はお前に合い鍵を渡した記憶はない」

ありす「何言ってるんですか」

 ふふっとありすが笑った。天使のような笑顔だ。守りたい、この笑顔。


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