過去ログ - 橘ありす「待てますか?」P「いつまでも待つさ」
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338: ◆V4UmGZT038Ti[saga]
2017/03/05(日) 00:13:28.38 ID:BCXUomCoo

――――

 次の日の朝。

ありす「あぅ……ん……」

 片手に暖かい濡れたものを触る感触で目が覚めた。でも、決して目は開けない。

 たぶん、ありすのしてることに俺が気がついた時点で、色々と終わってしまう気がする。

ありす「んん……」

 だから、ひたすらありすが俺の指を勝手に使って果てるのを待つしかない。

 ふと、思った。ありすが危機感を覚えたらやめてくれるんじゃないか、と。

ありす「あっ……んっ……」

 だから、俺は寝ぼけたふりをして、ちょっとだけ指を動かしてみた。

ありす「ぅぅん……!?」

 コリっとちょっと硬いものに触れた感触があって、その瞬間にありすの体が、見てはいないけど、間違いなくビクンと跳ねた。

ありす「ふぅっ……」

 そしてありすの体の力が抜けてぐったりとした。なんか、罪悪感がすごい。

ありす「……起きてこうしてくれたら、いいのにな」

 俺が起きてたら色々終わるんだぞ、わかってるのか。

ありす「……朝ご飯作らないと」

 しばらくそのまま荒い息を吐いて、落ち着いたらそんなことを言ってありすは日常に戻っていく。

 ……今日、ティッシュで俺の指、拭いてないんだけど。



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